不当な高裁(敗訴)判決

東京高等裁判所は、3月27日、水田宗子さんの小野元之氏に対する名誉毀損訴訟に関し、原審で水田さんが勝訴していた部分を破棄し、その請求を全て棄却する判決を下しました。予期もしなかった大変残念な結果です。さらに残念なのは、その理由づけが皮相なもので、読んでみても、結論ありきで決めつけられているだけで、なんでこんなことが認定できるのだろうか?と思わざるを得ない点が多々あり、その点が、原判決の判断を覆す部分に影響を与えているので、(水田びいきを差し引いても)非常に不当な判断です。

城西大学は高等裁判所の判決全文を公表していますが、この判決は、原判決と比較して読まれるべきです。どちらがより説得力を持つものか。

高裁判決には具体的な証拠に基づかない事実認定が驚くほど目立ちます。

証人尋問を実際に行った東京地裁判決の事実認定の方が説得力があると思いました。仮に有利な判決を覆すのであれば、適正手続の見地からより慎重な審理を行い、かつ、もっと説得力のある理由付けを行うことが最低求められるはずです。こんな理由づけでは、水田さんも納得がいかないことでしょう。

高裁判決は事実認定については最終審になるそうですので、このような言いっぱなしの無責任な判断ではなく、もっと慎重な判断をしてもらいたかったと残念でなりません。

水田さんと弁護団のご了解が得られれば、原審判決を公表するとともに、最高裁への上告理由、上告受理申立理由についてもこのHPで発表していきたいと思います。

他の裁判への影響を懸念する声もありますが、このような不当な判決に影響を受けない、否、むしろ、その不合理極まりない点に気づいてくれる裁判官がいるはずです。

水田さんの弁護団の編成に変更があり、陣容を強化したと聞いています。東京高裁が下した今回の不当な判決が上告審で見直されることを期待し、今後の進展をウォッチしていきたいと思います。




水田宗子さんを支援する会

「水田宗子」をインターネットで検索すると、逮捕、不適切な支出、不正、横領など、情報不足による憶測や一方的な記事が多く目にとまります。水田宗子さんの名誉回復を支援する会ではそういった狭い視野ではなく、もっと広い視野で水田宗子さんの身に何が起こっているか、皆さんの公正な目で判断いただけるよう情報を発信していきます。

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